2.2 The Pen Options/ja
このマウスアイコンをクリックしてブラシアイコンにすると、その項目は筆圧が有効になります。以下がパラメータのリストです:
- 深度設定 ブラシでペイントした時の、標準の深度を指定できます。
- 回転ジッター ランダムに変化させる回転幅を設定します。
- 直径ジッター ランダムに変化させる直径幅を設定します。(単位:%)
- 深度ジッター ランダムに変化させる深度幅を設定します。(単位:%)
- カラー濃度ジッター カラー濃度のジッター
- 位置ジッター ブラシ位置のジッター
- ランダム反転 X X 軸に沿って、ランダムにブラシを反転させます。
- ランダム反転 Y Y 軸に沿って、ランダムにブラシを反転させます。
- 点の描画 このオプションをチェックすると、軌跡が線状に引き伸ばされず、分裂した点状になります。向かい合わせの縫い目のような表現に適します。
- 動作方向に沿って回転 チェックするとブラシの回転が、ペイントの動作方向に沿うようになります。手動でブラシを回転させておくと、自動で変化する回転に加算されます。
- 消去マスクを無効化 外部エディタでブラシを編集する際にある、[Erase mask]レイヤー(ブラシを部分的に消去するレイヤー)の効果を無効化できます。
- ブラシ間隔の使用 チェックすると、ペイントの際ブラシの動きに応じて、等間隔にブラシ形状が配置されていきます。
- ブラシ間隔 ブラシ間の距離を設定できます。
デフォルトではないブラシアイコンの上で右マウスボタンを押すと、更なる編集とオプション設定ができる、詳細メニューが現れます。
以下がそれらのオプションです:
- ブラシ設定 ブラシ設定タブを開きます。-ブラシの削除
-PSD/TIFとして保存 ブラシをPDSもしくは16ビットTIFで保存します。 PSDでは直観的、TIFでは精密な編集ができます。TIFファイルは7つのチャンネル - RGB、Alpha、Height、Specular、Erase maskを持っています。
レイヤー構造については後で解説します。
-PSD/TIFから読み込む ブラシをPDSもしくは16ビットTIFファイルから読み込みます。TIFは最大で7つのチャンネルを格納できます。
以下のリストは、合計のチャンネル数が異なった場合、それぞれどう扱われるかを示しています:
1 チャンネル: アルファと高さレイヤーとして扱われます。
2 チャンネル: 1 – アルファ 2 –Height
3 チャンネル: 1, 2, 3 – RGB, 2 – アルファ、 高さ
4 チャンネル: 1, 2, 3 – RGB, 4 – アルファ、 高さ
5 チャンネル: 1, 2, 3 – RGB, 4 – アルファ、 5 – 高さ
6 チャンネル: 1, 2, 3 - RGB, 4 – アルファ、 5 – 高さ、 6 – スペキュラ
7 チャンネル: 1, 2, 3 – RGB, 4 – アルファ、 5 – 高さ、 6 – スペキュラ、 7 – 消去マスク
注意: PSDファイルで、上記のリスト通りチャンネル構造が存在してもても プログラムは認識しません。
- 外部エディタで編集 外部編集ソフト(デフォルトではAdobe Photoshop)でブラシを編集します。これにより、PSDファイルが一つ保存され、外部での編集が済み、同じファイルに保存されると、結果が自動的に3D-Coatにブラシとして読み込まれます。Adobe Photoshop ではブラシは下記の構造
をもちます。 一つのブラシには4つのレイヤーが存在します。カラー、高さマップ(深度)、スペキュラマップ、消去マスク(消去)です。それでは、各レイヤーについて見ていきましょう。:
-color(カラー) ブラシの色と透明度マスクが格納されています。透明度マスクはスペキュラチャンネルにも影響します。
-Height Map(深度) ブラシの高さマップが格納されています。灰色のRGB(127,127,127)の状態で高さが0になります。それより暗い色は溝の状態、明るい色は出っ張りの状態を表します。
-specular(スペキュラ) 白はスペキュラの最大値、黒はスペキュラが0の状態です。カラーマップの透明度マスクがスペキュラに影響することを忘れないでください。
-EraseMask(消去マスク) このマスクで描いた形状は、ブラシでペイントされる前に、レイヤー内容をを消していきます。これを使うと、ペイント時たがいに効果を打ち消さないブラシを作ることができます。応用で効果的なのは皮革や布の溝です。消去マスクで、消去される領域はレイヤーで「最も暗い部分」だということに注意してください。</p>
他にいくつかできること:
-16 bit TIFとして編集 ブラシを16ビットTIFファイルとして外部編集ソフト(デフォルトではAdobe Photoshop)で編集します。PSDファイルが一つ保存され、外部での編集が済み、同じファイルに保存されると、結果が自動的に3D-Coatにブラシとして読み込まれます。
--->NewFolder. 選択したブラシを、別のフォルダにコピーすることができます。(”-->”はコピー先のフォルダを表します)
ブラシタブのドロップダウンリスト タブの右側にある▼をクリックしてください。そこには、たくさんの詳細オプションがあります:
- ブラシプレビューを更新
- ブラシ設定 [ブラシ設定]タブに直接移ります。
- 新規フォルダの追加 新規フォルダを作成します。
- 既存フォルダの追加 フォルダにある画像からブラシ画像を追加します。 同じ名前で新しいブラシ/ストリップ フォルダが作成されます。少なくとも1個、フォルダにあるファイルを選択すると、フォルダにあるすべてのファイルが、リストに追加されます。
メモ: フォルダメニューで、作成したフォルダを切り換えることができます。
- アイコンサイズ また、アイコンのサイズを、いろいろなサイズに変更することができます。 それらは以下の通りです。 小、中、大、特大。
- 3Dオブジェクトからブラシを作成 ブラシタブでフォルダアイコンをクリックすると、いろんなファイル形式でブラシをインポートできます。 右の画像は、3Dメッシュをインポートするための編集ウィンドウです。 モデルは回転したり、拡大縮小ができます。 左マウスボタンでドラッグすることで、モデルを回転させ、スペースキーを押したままドラッグすると、モデルを移動させることができ、左マウスボタンでドラッグすることで拡大縮小ができ、そして、ALT+左マウスボタンの組み合わせを使用することで、画面枠内で回転することができます。
ここでは、テクスチャサイズと画像比率を選ぶことができます。 ストリップを作成する時や、非正方形ブラシを作成する場合に特に便利です。 右下にあるスライダーを使用すると、背景平面に潜ってしまっているモデル位置を、ブラシの0レベルとなる位置まで調整できます。