7.3 Adjustment Tools/ja

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ポーズ ツールは、領域を選択し、その部分を回転、拡大縮小、移動ですぐに変形できます。 選択には複数の方法があり[ライン]、[リング]、[球]、[ブラシで選択]、[オブジェクトを選択]等のモードがあります。「ブラシで選択」ではペイントした領域が選択領域になります。「オブジェクトを選択」ではオブジェクト全体が選択されます。「ブラシで選択」で"エアブラシモード"を使えば選択領域を滑らかに描くことができます。領域を選択すると特殊なギズモが現れます:
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ギズモには3つのモードがあります:[移動]、[回転]、[拡大縮小]。 赤い長方形バーをクリックすることでモードが切り替わります。 それぞれのモードにはパラメータタブに設定項目があります。下図の一例をご覧ください。 最後に、ポーズツールは3D-Coatにあるすべてのツールと同様に、長方形、投げ縄、などの描画モードで対称編集ができます。
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ポーズツールの各種パラメータをご覧ください:

【ライン】 モードは、ギズモで扱う選択領域をライン状のグラデーションで作成できます。グラデーションは、始点を左マウスボタンを押した位置、終点を左マウスボタンを離した位置、というふうに指定して作成します。
【リング】 モードはリング状のグラデーションを作成できます。グラデーションは、始点を左マウスボタンを押した位置、終点を左マウスボタンを離した位置、というふうに指定して作成します。
【球】 モードは球状のグラデーションを作成できます。グラデーションは、始点を左マウスボタンを押した位置、終点を左マウスボタンを離した位置、というふうに指定して作成します。
【ブラシで選択】 モードは、直接ブラシで描いて選択できます。ブラシサイズは直接選択領域に影響し、SHIFT+左マウスボタンでスムースを掛けることも出来ます。このモードはとても小さな領域を選択するのに役立ちます。このモードには「エアブラシモード」という特別なモードがあります。エアブラシモードでは境目が鋭くない、滑らかな領域を描くことが出来ます。選択領域の境目をきれいに変形させたい場合役立ちます。

ポーズツールの特別メモ:このメモはとても便利なので、よく覚えておいてください。 「ブラシで選択」では、ブラシモードバーにある長方形、投げ縄、等ほとんどの描画方法が使用できます。 また、標準のペイントツールのようにCTRLを押しながらの描画で選択領域を消していくことが出来ます。

【オブジェクトを選択】 モードは、ボクセルツリーで複数のオブジェクトを扱っている場合、とても便利です。オブジェクト上を1クリックするだけでオブジェクト全体が選択され、ポーズツールを使い変形ができたり、移動することができます。

Videoicon.png ポーズツール デモビデオ

移動 ツールは、カーソルの下にある表面領域を文字通り移動させることができます。 左マウスボタンのドラッグでカーソルの下にある表面を、表示画面に比例する位置へ移動させます。 CTRLを使用することで、法線に沿って表面を移動できます。 また、ブラシ形状を変えて使うことで、そのブラシ形状に従った結果を得ることが出来ます。
Videoicon.png 移動ツール デモビデオ

隠す ツールは3D-Coatv3.1で大規模に変更されました。今では1ボクセル単位で隠すことができます。 このツールは、ブラシで隠したい領域を彫っていくことができ、また描画モードの長方形やスプラインなども使用することができます。 この新手法では、オブジェクトの表面に良質の鋭いエッジを簡単に作成できます。 また、このツールは他にいくつかの機能があり、それらはメニューバーの「ボクセル」の項目にあります。 その項目は以下の通りです:

すべて表示 隠したすべてのボクセルを表示させます。
隠した領域を反転 隠したボクセル領域の表示状態を反転させます。
隠した領域を削除 隠したすべてのボクセルも削除します。
隠した領域を切り離す この項目は、ボクセルツリーに新しいレイヤーを作成し、隠されているボクセルをそのレイヤーへ配置します。

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Videoicon.png 隠すツール デモビデオ

セルを隠す このツールはブラシサイズでボクセルの「セル」を隠します。 もう片方の「隠す」ツールと異なって、彫るように隠したり、別オブジェクトへを隠した領域を切り離すことはできません。

コピー ツールを使用するためには、ボクセルツリーに2つのレイヤーが存在しなければいけません。 レイヤーの1つは空の状態が望ましいですが、絶対にという訳ではありません。 もう一方のレイヤーには、コピーしたいボリュームを配置し表示状態にしてください。そして空のレイヤーをアクティブ(選択)状態にし、コピーしたいボリューム表面をブラシでなぞると、なぞった領域が空のレイヤーへコピーされます。
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これはキャラクタの表面を覆うもの、例えばボディーアーマーや服などを作成するのに大変便利な機能です。
Videoicon.png コピーツール デモビデオ

空間変形 ツールは現在選択されているレイヤー空間を回転、拡大縮小、移動させることができます。操作ハンドルの1つをつかむことによって、クリックされた各軸を抑制できます。また、外側の大きな円をドラッグすることで、画面基準で回転させることができます。このツールのパラメータ項目は以下の通りです:

ギズモのみ移動 はオブジェクトの調整はせずギズモのみ移動させます。この機能はギズモを別の場所に配置したい場合役立ちます。
軸の回転を残す はギズモ自身の回転を記録します。この機能は前の回転を保持し、複数回の回転をさせたい場合役立ちます。
位置と回転軸 (1,2 & 3). これらのパラメータは手動で各軸の位置や回転の座標を調整することができます。
スケール (X, Y & Z). これらのパラメータは手動で各軸のスケールを調整することができます。
回転軸/空間のリセット これらの2つの機能は、回転軸とオブジェクトのローカル空間の値をそれぞれリセットします。

Videoicon.png 空間変形ツール デモビデオ

曲げる ツールはv3.1からの新機能で、たくさんの機能があります。このツールは、ボクセルツリーで選択されているレイヤーのオブジェクトを、曲げたり、ねじったりできます。
重要なメモ: [曲げる方法]にある各機能は、互いに機能を切り替えながら変更を確認することができます。なので、このツールを徹底的に試し、何がどのように働くかを探求してみてください。下図はデフォルトの球オブジェクトへ、各機能を適用したものです。
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7.3.5.jpg それでは各項目をご覧ください:

曲げる方法 には2つの方法があります: 曲げるねじるです。 この2つは非常に異なっています。 曲げるは、文字通り曲げたり、ギズモを基軸に現在のオブジェクトを巻きつけていきます。 ねじるはギズモの基軸上で現在のオブジェクトを回転させます。

「曲げる」の機能:

-セグメント数 はセグメントの合計数を増減できます。
-開始/終了する角度 は曲げる角度の始点/終点を調整できます。
-前進する間隔 では“らせん階段” のようなものを作成でき、値を上げるとらせん状に上へ前進していきます。
-重なり が影響する度合いは形状によって異なります。本質的には、隣り合うセグメント同士を引き伸ばし、近づけます。

「ねじる」の機能:

-セグメント数 はセグメントの合計数を増減できます。
-ねじる角度 の値はギズモの周りのオブジェクトをねじる角度です。
-重なり の値を増減させることで、各らせんの間の幅を伸縮させて調整できます。


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軸対称 ツールは、複数軸の対称面を使用してボクセルツリーで選択されているレイヤー内で、複数のコピーを作ることが出来ます。パラメータタブでコピーする数を設定できます。作りたい形状になっていない場合は、ギズモを操作し望んだ形状になるように調整してください。操作ハンドルを動かしていれば、考えていた形状にたどり着くことができます。ぜひ、このツールの可能性を探求してみてください。

Videoicon.png 軸対称ツール デモビデオ

浅浮き彫り この新しいツールは、ギズモの基点から矢印が向いているボリュームまでの間を、そのボリュームからの押し出しで埋めます。ギズモの基点(球)から矢印の先までが、影響を受ける範囲です。このツールはコインや宝石を作成するのに役立ちます。
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